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2008-12-02 りきゅうのこいとしがつむぐ、じだいをうごかしたびがく このえんとりーをふくむぶっくまーく

やまもとけんいちさんの『りきゅうにたずねよ』(PHPけんきゅうしょ)をよんだ。さくしゃのやまもとさんは、あづちじょうをつくったおとこをしゅじんこうにした『ひてんのしろ』でまつもとせいちょうしょうをじゅしょうし、なおきしょうこうほにもせんしゅつされる、しんさくがもっともちゅうもくされるじだいしょうせついえのひとり。せんごくじだいてくのくらーと(だいいっきゅうのこうじん)をえがいたけっさくがおおいさっかだけに、りきゅうをどのようにえがくのか、きたいをこめてよみはじめた。

りきゅうにたずねよ

りきゅうにたずねよ

――わがいっしょうは……。

 ただいちわんのちゃを、きよしじゃくのうちにきっすることだけにこころをくだいてきた。このてんちにいきてあることのしふくが、いっぷくのちゃであじわえるようにとくふうをかさねてきた。

――わしがひたいずくのは、ただうつくしいものだけだ。

(『りきゅうにたずねよ』P.10)

じしんのぜったいてきなびがくをもって、てんかびとのひできちとたいじしえいようをきわめた、しをたまったりきゅう。

「あなたようには、ずっとおもいおんながございましたね」

りきゅうのしをもくぜんにし、つま・しゅうおんは、りきゅうのこころのおくそこにすみつづけるおんなのそんざいへのしっとをくちにする。

 なつからふくろをとりだした。うつくしいかんべにばなにそめたあさのうえぬのだが、すっかりいろあせてしまった。

 なかにちいさなつぼがいっっている。

 てのひらにすっぽりおさまるみどりゆうのひらたいつぼで、どうがややうわめにはっている。かおりごうにつかっているが、すがたはしょうしゃで、くちがちいさい。もとはしゃかのほねをいれたしゃりきだったかもしれない。

 ぜんたいにまんべんなくかかったみどりゆうに、ふかみとせんやかさがある。

おおくのめいぶつをてにしたりきゅうが、はだみはなさずにもつ、みどりゆうのかおりごうのゆらいとは…。ものがたりは、てんせいじゅうきゅうねんにがつにじゅうようかのあさ、りきゅうがせっぷくのあさからはじまる。じけいれつのぎゃくにさかのぼるかたちでりきゅうのこい、しをたまわることになるりゆう、そして、かれをけいせいするびいしきのなぞを、ひできちいえやすのぶなが、いしだみつなりら、しゅういのじんぶつのしてんをまじえてときあきらかしていく。

よんでいくうちに、りきゅうのび―かのもちいるめいぶつとたいじするようなきんちょうかんとこうようかんにつつまれ、いっきによむのがもったいないようなきぶんになった。ひとつひとつがけいさんされ、よぶんなものやむだなところがない、たんせいなぶんしょうがうつくしく、きたいをうらぎらないけっさくである。

とらっくばっく - http://d.hatena.ne.jp/jidai-show/20081202

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