@20081203
とうほう|いちゃすれにかくかまよっているがくえんもの
だぶん | |
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あまりにあれなせいでとうこうをじしゅくすることってよくある。
たとえばだれこれなきゃらとか。のうないではそのすがたのはずなのにぶんしょうにあらわれていないとか。
しゅぞくすらちょうえつしたりとかそもそもとうほうがくえんにはにんげんしかいねえみたいなかってるーるとか。
ともかくこれはありなのかどうかはわからないからこっちにはかくけどいちゃすれにもっていくかどうかはまたびみょう。
これはぼくのおなにーねたにしかならないきがする。にじなんだしせいかくかいへんきにスンナでおわるはなしなのかもしれないけどね。
ずい!:
おれわーるどぜんかいです。
しゃいのちまる:こうとうぶ2ねんのきよしくただしいしんぶんぶいん。とぶようにはやいあしとはねがはえているかのようなみみのはやさがじまんのじしょうしんぶんぶのほーぷ。
○○:こうとうぶ2ねんのせいとかいしょき。しゅみはがくえんのさまざまなじょうほうをあつめること。うらでそのじょうほうをうったりしているとか。
げんかんのいちばんはし、だれもつかっていないげたばこにじぶんのくらすとほしいじょうほうのしゅるいをかいたかみをいれたちゃふうとうをいれる。
それがかれへのあいほうだった。
「まいどおなじみとうほうがくえんひみつじょうほうさーびす、ほんじつはどのようなごようけんで?」
ゆうがたのきゅうこうしゃ、1−A。たいていのせいとはそこをしていする。
いらいにんはだんしせいとだった。かれはたしか、こうとうぶ1ねんの&&だったか。そんなことはいい。
「らいしゅうのちゅうかんてすと、まじでやばいんだけど、なんとかしてくんない?」
ようは、てすとのじょうほうか。
「しょうてすとならともかくちゅうかんか。いちぶならなんとかなるかもしれんが」
「あかてんかいひていどで」
「しゅようきょうかぜんぶの3さか。なら、こんだけだ」
ゆびをさんぼんたてる。きほん、じょうほうはゆうりょうで、けっしてやすくはない。いっぽんいちまんえん。
かれからりょうきんをうけとる。そのきんでてきすとでもかえばなんとでもなるのにな。
「はい、たしかに。せいとかいじょうほうさーびすはこんせつていねいにすみからすみまでしらべさせていただきますよ」
わざとうやうやしくあたまをさげる。うやまうきもちなどみじんもないが。
「てすとだし、ふつかでなんとかしてあげよう」
「あざっす」
かれがきょうしつからでていく。それをみおくるときょうたくをのぞきこむ。
「のっくしてもしもーし」
「わきゃっ」
なかからちいさいひめい。そしてれこーだーかたてのしょうじょがひとり。
「またあんたな。ざんねんだが、ろくおんぼたんおしたじてんでばれてたぞ」
「あやや……」
ひやあせだらだらのかのじょにせんこくする。
「さて、ここにいもむしのようなかっこうでほうちされててーぷをとられるのと
そのてーぷをすなおによこしてぶじにかえるのと、どっちがいい?」
せんたくけんをあたえるきはぜろだった。
かのじょはしゃいのちまるぶんという。この『しごと』をはじめて、いつのまにか、かのじょとのたたかいがはじまった。
なぜかかならずとりひきげんばにいるのだ。それをみつけてはこうしててーぷをぬいたりねがをとったりしている。
そしてかならずかのじょはこういうのだ。
「くぅ、おぼえてなさい○○! かならずあなたのことをすっぱぬいてあげますからね!」
「そのせりふはもうにじゅうしちかいめだぞ……」
そのたびにおれはためいきまじりにこうかえすのだ。
「しゃいのちまる。なんどこようとけっかはおなじだ」
「ううう、おぼえてなさーい!」
だっとのごとくにげだすかのじょをみおくる。にじゅうしちかいめのかいこうもやぱりおれのかちだった。
ごじつ、じょうほううけわたしのときにもかのじょはあらわれたが、あみのとらっぷにひっかかってなみだめになっているところを
にやにやしてやった。ねがをかいしゅうしてからたすけたらみたかとかきいてきたのでよくわからないから
みたとこたえたらなぐられてにげられた。なになんだいったい。
たそがれときのきゅうこうしゃ、だれもつかっていないきょうしつ。いるのはひとくみのだんじょ。
しかし、あまいふんいきなどみじんもなく、ぴりぴりとしたくうきだけが、そのばをしはいしていた。
しょうじょはせいふくすがたでおとこはぱーかーをはおりっている。ふーどをめしんにかぶっており、かおをうかがいしることはできない。
「えと、こうばいぶのおにいさんのことをしりたいんですけれど……」
そのじょせいとはそうきりだした。あのこうばいぶのふしぎなふんいきの……もりちかさんとかいったか。
いめーじとしてはむくちでやるきなさげなふしぎなかんじのほうだったが、こいするおとめはもうもくなのか。
「それなら、そうだな、これくらいだな」
ゆびをいっぽんたてる。れいにもれず、じょうほうはゆうりょうで、けっしてやすくはない。いっぽんいちまんえん。
「わ、わかりました」
じぶんのさいふからふくざわゆきちをてわたすしょうじょ。あるところにはあるんだなとおもう。
「はい、たしかに。とうほうがくえんひみつじょうほうさーびすはこんせつていねいにすみからすみまでしらべさせていただきますよ」
わざとうやうやしくあたまをさげる。うやまうきもちなどみじんもないが。
「では、けっかは3にちごにここで」
そういうとかえるさまうながす。あしばやにかえるかのじょをみおくって、それからあたりをみまわす。
こつこつと、わざとあしおとをさせて、そのきょうしつのすみにあるそうじようぐいれにちかづく。
「ばれてるぞ、おい」
らんぼうにひらけると、そこにはひとりのしょうじょがいた。
てにかめらをもっており、そのひょうじょうはびきつったえがおをうかべている。
「あやや、こ、こんにちわ」
おれは、しずかにせんこくした。
「ああ、こんばんわ、ところでしゃいのちまる。このままそうじようぐいれをがっちがちにふんじばって
ちかくのかえるのいけにしずむのと、このばでねがをわたしてなにもいわずにかえるのと、どっちがいい?」
『そのねがをよこせ』と。
いつものようにかのじょはいう。
「くぅ、おぼえてなさい○○! かならずあなたのことをすっぱぬいてあげますからね!」
いつものようにおれもかえす。
「そのせりふはもうにじゅうきゅうかいめだぞ、しゃいのちまる。なんどこようとけっかはおなじだ」
めのまえでねがをぬかれ、ふぃるむをのばされ、なみだめになるかのじょをみながらたずねてみる。
「くんもしつこいねぇ」
「ぜったいあきらめませんよ……」
ううむ、かのじょのじょうねつはすごいものがある。しょうさんにあたいする。おれにむいてるかぎりおそらくむくわれることはないだろうが。
「いいかげんくちふうじにてごめめにしてやろうかとおもうくらいだ」
わとまじめなかおでいうとまっかになってだっとのごとくかけだした。いいきみだ。
「あ、あやや……おぼえてなさーい!」
まるでるぱんとぜにがたけいぶだな。まったくぎゃくだが。そうおもってくしょうしながらおれはかのじょのせなかをながめていた。
にじゅうきゅうかいめのかいこうはやはり、おれのかちだった。
そこでふと、ふしぎとじぶんのちいをあやぶませるかのじょのそんざいがいやでなくなっているとかんじたじぶんにきづいた。
だからどうするというわけでもないのだが。なんだかうれしくなっていた。ふしぎなものだ。
みっかのち。かのじょにじょうほうをひきわたすにちがきた。
ばしょはおなじところ。きゅうこうしゃはあいかわらずきみがわるいほどしずかだ。
おれはただまつ。にんがくるのを。だれを? とうぜん、いらいにんを。
ほどなくしてかのじょはあらわれた。すこしおくれただろうか。そのくらいのじこく。
「じかんはまもらなければきをのがすぞ、ちゃふうとうはもってきたか?」
「す、すみません、すこしようじが、ちゃふうとうはここに」
「ごたくはいい。これがじょうほうだ」
かのじょはおれにちゃふうとうをよこす。このとりひきのゆいいつのしょうこをかいしゅうする。
かのじょにふうとうをわたす。なかにはやすっぽいふぁいるがひとつ。
「これが……」
だいじそうにふうとうをだきかかえるしょうじょ。
「ああ、それがあんたのいちゅうのにんのしんじつだ。だがな、それはただしくはほんにんのくちからきくもんだぞ」
「はい……」
うつむくしょうじょにわざとしばいがかったちょうしでうそぶく。さしだすてにはもらったいちまんえん。
「それでは、あなたのこいのいくみちにひかりがあらんことを」
「え? ……いいんですか?」
おどろくかお。じょうほうやはいろこいにかんしちゃおおあまだ。じゅんしんなこころからきんなんかとれるか。
「かれにすてきなおくりもののひとつでもしてやりなさい」
「……はい!」
そしてかのじょはでぐちへむかってあるきだしたかのじょに、
「――やっぱまて」
こえをかけた。
「!!」
びくりとかたをふるわせる。
ふりかえったかのじょのめはおよいでおり、どうようがてにとるようにわかる。
「そのかくしてるもん、だしてもらおうか」
かんじたいわかん。それのしょうたい。
「……もっているな? よけいなものを」
きせんをせいし、にげようとするしょうじょのうでをつかむ。はずみですかーとからちいさなれこーだーがおちた。
そいつをふみつけ、
「だれのさしきんだ。っと、きかなくてもわかるが」
「す、すいません……あの」
「まぁいい、もうないな? ならかえれ」
にらみづけ、ねんをおしてかえす。あのようすだともうもっていないとおもった。
「……たにんにきけんをおかさせるなんてさいていだな、しゃいのちまる……」
さんじゅうかいめのかいこうはなかった。
mp3れこーだーをふところにいれ、あらわれなかったかのじょにつぶやく。
いままですべてじぶんのあしでねたをてにいれようとしたかのじょ。それをてきながらもあっぱれとおもっていた。
こなかったのはおそらくせんじつのひとことをまことにうけてみのきけんでもかんじたのだろう。
だが、そのぷらいどをもすて、ねたをてにいれようとしたかのじょをおれはつよくけいべつした。
それからしばらくいらいはこなかった。おれもしごとにぼうさつされていたし、やつとあうこともなかった。
しんぶんぶのねたもあたりさわりのないことばかり。かのじょのきじもまったくかんけいのない、
へいわな、ふつうのがくえんのにんきものにたいするいんたびゅーきじと、きんじょのすいでんにすんでいるかるがものおやこのはなしだった。
「はん、くだらん」
だれにとなしにつぶやき、しんぶんをつくえにほうりなげる。
「こんにちはきぶんがのらん、かえるわ」
「え? ああ、おつかれ」
ろういをかけてくれるなかまのことばもいまはみみにいらない。なぜこんなきぶんになっているんだ、おれは。
かんしょう? なににたいしてだ。
いつものようにはじのげたばこをひらく。そこにはいっつうのちゃふうとうがいっっていた。なかには、
『
ふつうか2ねん しゃいのちまる ぶん
あるじんぶつのじょうほう
』
とだけ。かわいらしいまるもじで、それはみおぼえのあるかのじょのものだった。
「……どこまでおれをばかにするんだ」
いかりがこみあがってくる。なんだ、このおんなは。おれのふせいをあばくんじゃなかったのか。
なぜふせいのかたぼうをかつぐような、きょうはんになろうとする。ふかかいでふゆかいだ。
こいつにきしゃとしてのせいぎかんはなくなってしまったのか。
つぎつぎといかり、にくしみ、かなしみがわきあがってくる。
ふざけるな、おれのしっぽをつかむとふてきにわらったかのじょはどこへいったんだ。おれはそんなまえが――
……そんなおまえが?
「……っ!?」
むねがしめづけられるようないたみ。なんだ、これは。
あたまのなかにはえがおのかのじょしかない。なんだ、これは。
かかれたびんせんがふしぎといとしい。なんだ、これは。
ああ、そうか。おれは。だが、これは。
おれはちゃふうとうににちじとばしょをかいてかのじょのくつばこにいれ、がっこうをのちにした。
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かん。
〜いくらきらっても、いとしいはいとしい。ぞうさひゃくばいでもかわいさはあまるほどだ。
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そのにちはあさからなにもてにつかなかった。じゅぎょうちゅう、なんどかあてられたが、なにをこたえたのかさえおぼえていない。
ようやくほうかごになるころにはおれはこくくとけいをきにしていた。
いそいでにんきのないひじょうかいだんへ。そこできがえる。ぱーかーをめしんにかぶり、きゅうこうしゃのうらぐちからなかへいる。
きゅうこうしゃ1-A。そのつくえもいすもないがらんとしたきょうしつに、さきにかのじょはきていた。
「こんにちわ。○○」
「ああ、まさかおまえがりようしゃになりさがるにちがくるとはな」
いやみたっぷりにいっってやる。
「ですが、にちじがもらえたということは、しんようちょうさはごうかく、ということですよね?」
ひょうと、かのじょはこたえた。かぜとかいわをしているかんかくだな。てごたえがない。
「……まぁいい。まずせいやくだ。ここでのできごとはたごんむよう。むろん、きじにするなんてもってのほかだ。
ほごにすればおまえにとってゆうえきでない『しんじつ』をばらまくことになる。いいな」
「うたがってるんですか? だいじょうぶです。わたしはきよしくただしいんですよ?」
「にんをつかって、たにんをきけんにさらしてまでしゅざいすることのどこがきよしくただしいんだ?」
いっったしゅんかん、かのじょのかおがこわばる。かぜがかたまった。
「な、なんのことですか?」
「このまえのかのじょがこれをもっていた、これがなんだかわかるな?」
ぽけっとかられこーだーをとりだす。さいせいぼたんをおすと、かいわがながれだした。
『
「じかんはまもらなければきをのがすぞ、ちゃふうとうはもってきたか?」
「す、すみません、すこしようじが、ちゃふうとうはここに」
「ごたくはいい。これがじょうほうだ」
「これが……」
「ああ、それがあんたのいちゅうのにんのしんじつだ。だがな、それはただしくはほんにんのくちからきくもんだぞ」
「はい……」
「それでは、あなたのこいのいくみちにひかりがあらんことを」
「え? ……いいんですか?」
「かれしにすてきなおくりもののひとつでもしてやりなさい」
「……はい!」
「――やっぱまて」
「そのかくしてるもん、だしてもらおうか」
「……もっているな? ろくおんきざいを」
』
「それはこのまえの……?」
やめる。かのじょのかおがあおざめている。おれはじぎゃくてきにほほえんでみせる。
「あのおんながもっていた。すくなくともあそこでのことはたごんむようだといっってある。
だが、それをしっているのはおれとあのおんなのほかに、もうひとりだけいるんだよな」
おどけてみせる。まるでたんていのようなきぶんだ。もともとのはんにんはおれなのにな。
「ち、ちがいます……」
あきらかにどうようがみてとれる。
「たしかにおれはきよしくただしくせいせいどうどう『じぶんで』しゅざいをするおまえにはしょうじきこういをもっていたよ」
「ちがう、ご、ごかいなんです、それは」
「たぶん、おれはあんたのことがすきだったんだ」
「あ、あの、わたしも……」
なにかべんめいしようとする。ああ、こっけいだ、おもしろい。
おもしろくて――
「だがな、ひきょうなことをするやつは」
「それは、わたしじゃない、わたしじゃないんです!」
まだべんかいする。だが、そんなすがたすら。
――ふゆかいだ。
「きえろ、だいきらいだ」
そのときのかおをおれはいっしょうわすれないとおもう。そうはくになってことばをうった、ときがとまったようなかお。
すこしばかりのざいあくかん。それでもはれないもやのかかったかんじょう。
「ああ、ざんねんだがやはりこうしょうけつれつだ。たごんむようはかわらずだがな」
ふりかえり、このばをたちさろうとあるきだす。
これでおしまい。おれのこのこころもいちじのきのまよいですませよう。
そうおもっていたのに。
「……ばらしますよ」
「は?」
ふりむくとかのじょはないていた。なきながら、そういうのだ。
「いま、このかいわをろくおんしていました。このげんちをもってこくはつします」
せんこくされたしゅんかん、あたまがまっしろになる。
「ふ、ふざけるな!」
かのじょにづめよる。かのじょはにげなかった。
「『きよしくただしく』『せいせいどうどう』それがわたしのきょうじです。いままでも、これからも」
「……」
むねくらをつかみ、かのじょをにらむ、しかしかのじょのめはまっすぐこちらをみている。
ふしぎとそらすことができない。しきんきょりでけんづめあう。ときがとまったようだった。
「どうするんですか? なぐりますか? おしたおしててごめめにでもしますか?」
ちょうはつするようなそんなふしぜんなびしょうすらうかべる、ないているかのじょ。
あたまがまっしろになる。わけがわからなくなってきた。
「そんなになりたいならすぐにでもてごめめにしてやるよ!」
しゃいのちまるをかべにおしつける。そのてをおさえこみ、ふくにてをかける。
しかし、なぜかていこうはなかった。
さけぼうともしない、ただ、こちらをじっとみつめている。
おれはまたとまってしまった。まったくそこからうごくことができない。
「……なんで……なんでていこうしようとしないんだよ」
るようにしぼりだしたこえ。それはぎもんだった。かのじょへの。そしてじぶんじしんへの。
それにたいし、まっすぐみつめるかのじょのこたえは、おれのしこうをぱんくさせるにじゅうぶんだった。
「だって…………てごめめにされればいっしょにいられるじゃないですか……」
「……え?」
まて、いまなにをいっった。てごめめにされればいっしょにいられる? そんないいかた、まるで
「まるでおれにきがあるみたいじゃねえか」
「はい、わたしはあなたのことがすきです」
……いまなんといっった?
「あなたのことがきになって、ずっとしらべまわっていました」
まっしろだったあたまがだんだんせんめいにもどっていく。そのあたまでかんがえる。
「あなたはこんなわるいことをやっている。それでもわたしはあなたがすきなんです」
ふしぎなほどいとがつながっていく。じぶんだけでしらべていたりゆうも、づめがあまかったのも。
「きらわれるくらいなら、なんでもいいんです、あなたのそばにいたいんです!」
ちいさな、ひつうなさけびだった。じぶんがなににいかっていたのか、まったくわからなくなった。
だが、もやのようなきもちははっきりとした。じぶんもかのじょがほんとうにすきなんだというきもち。
おれはおおばかものだったのだ。すきなにんをなかせるなんて。
ただ、ここできづけたのはまだふこうちゅうのさいわいだったのか。
「じゃあのぞみどおりてごめめにしてやる。めをとじろ」
つめたくいいほうっった。
「……っ!」
かのじょがびくりとふるえた。めをかたくむすんでいる。やはりこわいだろう。おれがこわがらせたのだが。
ゆっくりとそのかおにくちをちかづけ、かのじょのなみだをなめとる。したがふれたしゅんかん、びくっとしんたいがふるえたのがわかった。
なみだはなんだかとてもきちょうなもののようなきがして、おいしくかんじた。
「……え?」
「っとおもったがてごめめはやめだ」
かのじょをだきすくめる。
「おれもおまえのことがすきだから」
「え? あ、あう……」
なおもとまどうかのじょのひたいにくちつける。
「さっきはきらいだなんていってわるかった。すきなにんにはただしくあってほしかった。えごだよな」
かのじょがなきそうになる。おれはますますこまってしまった。
「わるい、どこかいたくしたか? それともいやだったか?」
「いやじゃないんです、うれしいんです……でも」
かのじょがいいよどむ。おれはそのことばをまつ。
「あのれこーだーをもたせたのはわたしじゃありません、しんじてください」
「ほんとうに?」
「はい……」
けんづめあう。そのめにじぶんがうつっている。
「ああ、しんじた。うたがってわるかった」
「いえ、ゆるしません」
そういうかのじょはあくまでほほえんでいた。
「ゆるさないからわたしのそばにいてください」
いうがはやいかおれのくちびるをうばった。
おれはきっとすごくへんなかおになっているんだろうな。だが、これだけはこたえないと。
「ああ、じゃあゆるさなくていい。ずっといっしょだけどな」
ことばのいみをりかいするのにかずしゅんようしたようだが、そのかおはさきほどとはみちがえてみえた。
「はい、ふつつかものですが、よろしくおねがいします!」
まんめんのえがお。すっかりおれもうれしくなるようなえがおだ。
「きがはやいな」
「ぜんはいそげ、ですから」
もういちど、くちびるをおもねた。きもちをまじわすような、やさしいきすだった。
「とうほうがくえんひみつじょうほうさーびすはしゅうりょうしたらしい」
「そもそもそんなものはそんざいしたのか?」
にわかにそんなうわさがながれた。うわさではなくしんじつだったのだが。
くつばこにいれられるちゃふうとうはかいしゅうされなくなったし、いまとなってはそのそんざいのしょうこをもっている
にんげんはひとりしかいない。
しかしてそのひとりもけっしてくちをわらないだろう。
ほうかごのこうしゃうら。にんきがないところでおこなわれるふたりのおうせ。
しかしかれらのさいしょにすることはほうようでもせっぷんでもなく、
「○○!」
「しゃいのちまる!」
「「△△と××のことなんだけど」」
どうじにいいかけて、ふきだす。
あってさいしょにさいしんにゅーすのだしあい。みごとにたいみんぐまでばっちりだった。
「またおなじか……」
「またおなじですか……」
いいあって、わらいあうひとりのじょうほうつうと、ひとりのきしゃ。
ふたりのつくるしんぶんはぶんかさいとうじつにとんでもないはんきょう(すきゃんだるともいう)をよぶことになるのだが、
それはそれで、べつのおはなし。
「こうねたがかぶるんじゃどうしようもないな」
「そうですねぇ、いきぴったり」
「まあ、それはそれでいいな」
○○がしゃいのちまるをだきしめる。ほぼどうじにしゃいのちまるも○○をだきしめた。
「だきしめたくなった?」
「はい」
「いっしょなんだな」
「いっしょですね、なんだかうれしいです」
「おれもだ、あ、しゃいのちまる」
「「きすしたい」」
やはりまったくどうじだった。
わらいあうふたりのかおがちかづいていき、そして……。
せいとかいしょきとしんぶんぶいんのねつあいはっかくには、それほどじかんはかからなかったそうな。
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あいする――
それはたがいにみつめあうことではなく、
いっしょにおなじほうこうをみつめることだ。
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@こうしゃのうら
が、がくえんものっ!(あいさつ
あややねたいがいかけませんかくきがありません。が、これはあややなのか?
いや、ぼくにとってぶんならそれがぼくのよめのはずだ。
ひまだったのでいっこかいてみたかったがくえんねたでじょうほうつうの○○としゃいのちまるというくみあわせ。
ありふれているきがする。はんせい。はんせいすべきは○○のめありっぷり?
@こうしゃのうらここまで
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