はいせんからじゅうねんがすぎ、ありしにちのすがたをとりもどしつつあるまち、とうきょう。
しりつたんていのときさかれいにんは、いのがしらこうえんにてひとりのしょうじょからかわったいらいをうける。
「さがしてほしいんだ。――わたしを。ほんとうの、ね」
どうじき、ちまたではきみょうなりょうきはんざいがたはつしていた。
しょうじょばかりがゆうかいされ、しんたいのいちぶとしきゅうをせつじょされてころされる。
けいしちょうそうさかのうおずみきょうさんは、むかしなじみでもとどうりょうのときさかにじけんのちょうさをいらいする。
ほうやまちのはじにある、しりつさくらはねじょがくいん。
ときさかのいもうとむらさきがかようここで、じょがくせいがふたりゆくえふめいとなっていた。
がくいんのきょうとうのさえきときなまは、むらさきのあにであるときさかになめがたのそうさをいらいする。
ときさかはみっつのいらいをどうじにうけた。
さえきのたのみをききいれるかたちでじょがくせいのじょうほうをさぐるためにさくらはねじょがくいんへきょうしとしてせんにゅうする。
そこで――かのじょとさいかいした。
とちぎふゆこ。わたしをさがしてほしいといらいしたしょうじょ。かのじょはすずのころがるようなこえで、しょうねんのようなくちょうでいう。
「やあ――またあったね、たんていさん」
ぎせいしゃはふえていく。
かんたんにおもわれたじょがくせいのそうさすらままならぬじたい。
そしてあらたなぎせいしゃにえらばれたのは――
おわらぬさんげきのりんね。あらたなじけんとともにおとずれる、ろくねんまえのじけんのなぞとは――?
からのしょうじょ おりじなるさうんどとらっく AZURE (あじゅーる)