2008-11-14 #122 はやししゅうぞう『ほうせいしつむ』
はやししゅうぞう『ほうせいしつむ』がくようしょぼう、1979ねん10がつ
■ないよう
・「ほうせいしつむ」とは、りっぽうさぎょうをするにあたってこころえるべきほうりつじょうのちしき、ぎじゅつということである。
◎だいいちへん「そうろん」
○だいいっしょう「りっぽうじむおさむしゅうのもくてき」
・ほうのほんしつは、きょうようせい・きょうせいせいである。ほうれいは、もくてきやいとがはっきりしており、じっこうかのうで、へいいにできていることがのぞましい。
○だいにしょう「けいしきめんからみたりっぽううえのこころがまえ」
1.ひょうげんのせいかくさ
2.ほうぶんのわかりやすさ
○だいさんしょう「ないようめんからみたりっぽううえのこころがまえ」
・ようやくしていえば、しゃかいにおけるせいぎとこうへいのかんねんにがっちしたものであり、しゃかいのげんじょうからあまりひやくしたものでなく、ほかのほうれいとむじゅんていしょくかんけいがないこと。
1.ほうたるにふさわしいもの
2.だいたすうのひとびとのじゅんしゅがきたいできること
3.ほうれいのないようが、ただしく、よいないようである(こじんのちいのそんちょうとこうきょうのふくしのようせいとがてきせつにちょうわされている、くにまたはちほうこうきょうだんたいのけんりょくのこうせいなこうしがほしょうされている、しゃかいちつじょのあんていがかくほされる)
4.きぞんのほうれいとのまにほうてきなきょうちょうがたもたれている
・きょうようせいをそなえていないものはほうとはいえない。ほじょきんこうふなどはほうでなく、よさんまたはぎょうせいきかんにおけるけってい(かくぎ、しょうぎけつてい)でよいのではないか。
・なぜほうをまもろうとするのか、くにまたはちほうこうきょうだんたいのけんいのため、またはせいさいなどのけんりょくのはつどうをおそれて
・きほんほうやそしきほうなどはほうのじっこうせいというけんちでりっぽうないようをぎんみするひつようはないが、いっぱんのひとびとのこうどうのきじゅんをさだめ、けんりぎむかんけいをさだめるだいたすうのほうれいはりっぽうないようをよくぎんみするひつようがある。
・ほうのりねんとは、しゃかいにおけるせいぎとこうへいのじつげんである。このいみのほうのりねんは、けんぽうのなかで、ぜんぶんやだいさんしょうの「こくみんのけんりおよびぎむ」のきていをちゅうしんとしてあるていどぐたいかされているから、ほうれいのないようは、これらきていのしゅしによくがっちするものでなければならない。こうしたかんてんからみてとくにこうりょをはらうべきじこうをあげるといかのとおりである。
1.こじんとしゃかいのちょうわということ
−けんぽうだい13じょう「すべてこくみんは、こじんとしてそんちょうされる」
−だい24じょうだい2こう「ほうりつは、こじんのそんげん・・・にりっきゃくしてせいていされなければならない」
−だい14じょうだい1こう「すべてこくみんは、ほうのしたにびょうどうである」
−だい12じょう「こくみんは、らんようしてはならないのであって、つねにこうきょうのふくしのためにりようするせきにんをおふ」
2.けんりょくのこうしのこうせいということ
−だい31じょう「なんにんも、ほうりつのさだめるてつづきによらなければ、そのせいめいまたはじゆうをだつはれ、またはそのほかのけいばつをかせられない」
こくみんかくじにたいするこっかのけんりょくこうしはせいげんされるべきである。
3.しゃかいちつじょのあんていせいのかくほということ
しゃかいのじったいからかけはなれて、むやみにじっていほうをかいへんしたり、せいどのかいかくをかんがえることはさけなければならない。とくに、けいばつきていふそきゅう、けんりぎむにかんするほうきについてはこうふにちとしこうびにゆうよきかんをもうけること、きとくのけんりないしちいをそんちょうするためけいかきていをもうけることなどがひつようである。
・りっぽうないようはほかのせいていほうととういつせいじょがひつようである。むじゅんするばあいは、きぞんのほうりつないようをちょうせい・かいはいすることがひつようである。
・むじゅんていしょくがあるばあいのたいおうには4つのげんりがある。
1.しょかんじこうのげんり(ほうれいにはそれぞれのじゅもちぶんやがある)
2.ほうれいのけいしきてきこうりょくのげんり(じょうきゅうのほうれいはかきゅうのほうれいにゆうせんする)
3.のちほうゆうえつのげんり(どうとうのほうけいしきのかんではのちほうはまえほうをやぶる)
4.とくべつほうゆうせんのげんり(どうとうのほうけいしきのかんではとくべつほうはいっぱんほうにかつ)
○だいよんしょう「ほうれいまのむじゅんていしょくをかいけつするためのしょげんり」
・ほうりつじこう(あるいはじょうれいじこう)を、せいれい・ふしょうれい(あるいはきそく)にいにんしてしまうことは、それをほうりつやじょうれいのせんぞくてきしょかんじこうときめたことをむいみにしてしまう。しかし、それがほうかつてきかどうかはいちがいにはいえない。たとえばがいこくかわせ・がいこくぼうえきにかんすることがらのきせいなどは、がいこくのじょうきょうにおうじてりんきのしょちがそうとうなはばでとれることがひつようであるし、えんがんぎょぎょうのやりほうなどは、ちほうによってせんさばんべつであるため、ほうりつによるいちりつのきせいにはそぐわない。こうしたものはまつりごとしょうれいへのいにんやじょうれいへのいにんがひつようとなる。
・けんぽうだい94じょうは、「ちほうこうきょうだんたいは、・・・ほうりつのはんいないでじょうれいをせいていすることができる」としてじちりっぽうけんをほしょうしているが、これをうけてちほうじちほうだい14じょうはせいていできるほうけいしきとしてじょうれい、きそくをさだめている。なお、じんじいいんかいなどのどくりつてきしっこうきかんもきそくをさだめることができる。
○だいごしょう「ほうりつかいしゃくのきほんげんそくとほうれいのりつあんとのかんけい」
・ほうりつかいしゃくとは、ぐたいてきなじけんにおいて、そのばあいにてきようされるべきほうはなにかということをさがしだし、しることである。いきょすべきはせいぶんほうであるが、せいぶんほうれいはげんそくとしていっぱんてき、ちゅうしょうてきなきじゅつとなる。したがってこべつのことあんにぐたいてきにほうれいをてきようするにあたってはかいしゃくがひつよう、というのがつうれいである。
・ほうれいのかいしゃくには、ほうれいのもんごんにしゅがんをおく「ぶんりかいしゃく」と、それいがいのいろいろなどうりにしゅがんをおく「ろんりかいしゃく」があるが、きほんはぶんりかいしゃくであるべきである。
○だいろくしょう「ぎょうせいしどうとしどうようこう」
・げんこうけんぽうしたにおけるぎょうせいは、ほうにもとづきほうをしっこうすることであるとされている。したがってほうれいにさだめのないことがらにぎょうせいきかんはてをだすひつようはないし、てをだすべきでないというのがげんそくである。しかし、いっぽうでそれではすまされないばあいもしばしばありうる。ほうせいとのギャップをうめるほうほうとして「ぎょうせいしどう」がある。ぎょうせいしどうは、ぎょうせいきかんがやってもらいたいこと、やってもらいたくないことをにんいのきょうりょくをきたいしてはたらきかけることである。
・ぎょうせいしどうは、こんきょきていのあるばあいはもんだいがないが、ほうれいうえこんきょのないばあいでもそのぎょうせいきかんのそしきほうれいうえのにんむのはんいないにおいてはおこないうるものとかんがえられる。
・しどうようこうをつくってぎょうせいしどうしているれいもおおくあるが、それがおおくのじゅうみんにのぞまれているものであったとしてもほうてきなこうりょくはもちえない。したがってそのなかにほうてききょうせいにあたるようなないようをいれることはふとうである。
◎だいにへん「りっぽうけいしきろん」
○だいいっしょう「ようじとようご」
・ようじ・ようごにはいくつかのげんそくがある。
1.こうごたい、たいらがなかき
2.じょうようかんじのしよう
3.げんだいかなづかい
みんぽう、しょうほう、けいほう、みんじそしょうほう、けんこうほけんほうなどにはぶんごたいのほうれいがそうとうすうげんぞんする。げんこうけんぽうはこうごたい、たいらがなかきであるが、きゅうかなづかいをつかっている。
○だいさんしょう「ほうれいのかくじょうこうのかきかたにかんするきほんげんそく」
・ほうれいのしゅたいはほんそくとふそくでこうせいされる。ほんそくはほうれいのほんたいであり、ふそくはそのほうれいのしこうきじつ、そのほうれいのきていのてきようかんけいなどのふたいてきぶぶんである。だいよんじめにふとかき、いちじあけてすなわとかく。
・じょう・こう・ごう:こうにはあたまにさんようすうじで2、3、4としるす。だいいっこうには1としるさない。
・かくじょうぶんにみだしをつけることがれいになっている。
・かいせいのないようがあるほうれいのきぞんのじょう、こう、ごうのいちぶのじくをあらためるばあいには、「だいなんじょうなか「・・・」を「・・・」にあらためる。」などとかく。じくをかじょするばあいには、「だいなんじょうなか「・・・」のしたに「・・・」をくわえる。」「だいなんじょうなか「・・・」をけずる。」というふうにする。
◎だいさんへん「りっぽうじったいろん」
○だいいっしょう「そうせつ」
・つうじょう、ほんそくは、じったいてききてい、ほそく・ざっそく、そしてばっそくといったこうせいがげんそくてきなくみたてのじゅんじょであり、さいごにふそくがくわえられる。
○だいにしょう「そうそくてききていについて」
・ちかごろのほうれい、とくにほうりつはさいしょにりっぽうもくてきをかんめいにようやくしたじょうぶんがおかれる。ぜんぶんがあるばあいにはこれとちょうふくすることからおかれない。
・もくてききていのみだしは、たんに「(もくてき)」としても「(このほうりつのもくてき)」としてもかまわない。
・もくてききていではなくしゅしきていをおくばあいもある。
・もくてききていののちにていぎきていがほぼれいがいなくもうけられている。きそてき・じゅうようなようごや、いっぱんのようほうとはたしょうちがういみをもたせるばあいなど。ていぎきていはとくにげんみつ・めいかくであることがもとめられる。
○だいさんしょう「じったいてききていについて」
・きょか、とっきょ、にんか、かくにん、こうしょうというようごはそれぞれこゆうのいみをゆうしている。
○だいよんしょう「ざっそくてききていについて」
・ざっそくにほうがんされるものとしては、ほうこくのちょうしゅ、りつにゅうおよびしつもん、ちょうもん、しょぶんのふかん、ふふくもうしたてとそしょう、そんしつほしょう、けんげんのいにん、てすうりょう、かんけいにん、さんこうにんなどのいけんちょうしゅなどがある。
○だいごしょう「ばっそくについて」
・ばっそくとは、あるほうりつじょうのぎむのいはんがあったばあいに、そのいはんしゃにそうとうのばつ(けいばつまたはちつじょばつといわれるかりょう)がかせられることをよこくし、ぎむいはんのはっせいをよぼうし、ぎむいはんがあったばあいにはよていされたばつをかすることをさだめたきていである。
・ほうれいりつあんにあたっては、ばっそくきていをもうけるかどうかけんとうされなければならない。ぎむきていについてばっそくをもうけるわけだが、ぎむきていであればすべてばっそくをもうけるべきものというわけではない。
・ほうじんのだいりにんなどがいったこういについてばつするときは、ぞくするほうじんじたいもばつする「りょうばつきてい」をおく。
○だいろくしょう「ふそくについて」
・ふそくにきていすべきおもなじこうは、ほうれいのしこうきじつ、そのほうれいのかくきていのてきようかんけいのきてい、けいかそち、かんけいほうれいのかいせい・はいしのそちなどである。また、しこうちいきにかんするきていやゆうこうきげんにかんするきていもここできじゅつされる。
2008-09-23 #99 なかのまさいた『こうむいんクビ!ろん』
なかのまさいた『こうむいんクビ!ろん』あさひしんしょ、2008ねん2がつ
■ないよう
・こうむいんはこれからきびしいじだいをむかえる。じぶんは、しやくしょしょくいん、けんちょうのかんりしょく、くにのでさききかん、ほんしょうの4つをけいけんした。そしていまはこうりつだいがくのきょういんである。つまりキャリアすべてがこうむいんである。
・そんなけいれきから、がくせいからこうむいんになりたいというそうだんをうけるが、そんなにあんていしているしょくぎょうとはおもわないほうがよいとじょげんしている。あんていしているというのは、おやのおもいこみにすぎない。ゆうばりのじれいはれいがいだとかんがえているこうむいんもおおいが、このようなかんがえかたはあまい。
・ほんしょのだいいちのいとは、こうむいんのみらいよそうずをしめすこと、だいにのいとは、さんしゅるいあるこうむいん(キャリア(だいにしょう)、ノンキャリア(だいさんしょう)、ちほうこうむいん(だいよんしょう))をわかってもらうことである。だいさんのいとは、こうむいんのしごとはせけんがおもっているほどかんたんではないこと、すくなくともなんわりかのこうむいんはふくざつかするしごとをまえにくのうしていることをしめすことである。
○だいいっしょう「こうむいんはいかにしてこうむいんになるのか」
・げんざいこうむいんは、こっか68ばんにん、ちほう300ばんにんであり、にっぽんのしゅうぎょうもの6400ばんにんの5%ていどである。こっかこうむいんはデスクワークちゅうしん、ちほうこうむいんはサービスろうどうちゅうしんである。
・こうりつだいがくじゅんきょうじゅのじぶんのねんしゅうはやく800まんえんである。メーカーのゆうじんからはたのしてもうけすぎとか、きんゆうかんけいやきぎょうかからはやすいなといわれる。
・こうむいんのきゅうよのとくちょうは、
1.こうちょくてきであること(ねんいっかいのみなおし)
2.ねんこうじょれつであること
3.よこなみびであること(キャリアもノンキャリアもそれほどさがない)
4.しょてあてがしきゅうされること
がある。
・みぶんほしょうがつよいのもとくちょうだが、2007ねんのこっかこうむいんほうかいせいで、じんじひょうか、きんむじっせきがよくないばあいはクビにできるむねめいきされた。
・たいしょくごがこうむいんじんせいのはじまりといえるかもしれない。あまくだりである。これはせいどではなくかんこうである。なぜこれをなくせないかというと、キャリアかんりょうはていねんまえにたいしょくせざるをえないじんじたいけいになっているからである。
・これまではりしょくのち2ねんかんはみっせつなかんけいのあるえいりきぎょうにしゅうしょくすることをきんじていたが、これをかいじょし、コネをつかってあくじをはたらいたばあいはばつをかすというほうしきへかわった。
○だいにしょう「キャリアかんりょうじゅなんのじだい」
・じぶんのしごとにじしんのもてないキャリアかんりょうがふえている。やくしょはゆううつなにんであふれかえっている。わかてへのヒアリングちょうさによれば、せけんにやくだつしごとができていない、ほんらいやらなくてもよいしごとをやっている、やっているのにしゃかいてきにひょうかされていない、などのかんかくをもっているようである。
・かんりょうのゆううつは4つにわけられる。
1.セクショナリズム
2.せいじへのいみのないじゅうぞく
3.ざつようのぞうか=ちてきぎょうむのげんしょう
4.せけんからのきびしいめ
・やくしょのセクショナリズムは、たんにやくしょだけがかんけいするのでなく、さまざまなぎょうかい、ぎいん、こうえきほうじんなどのりがいがからんでおり、できあがるとくずれないのである。かんりょうはこのしょかんあらそいにつかれはてている。ちょうせいにじかんをようし、だいたんなせいさくがあたりさわりのないせいさくにすりかえられてしまう。こうしたことがおきるもんだいてんは、
1.あらそいのさいていものがいない
2.このためじかんがかかる
3.けつろんがあたりさわりのないものになってしまう
である。どんなあらそいもおさまるのはさいていものがいるからなのだ。
・まったんのかかりいんどうしがつよくいいあいをする。しかしそのはいごにはじょうしがいる。これがじゅうそうこうぞうてきにたたかうこととなると、かんりょうもつかれはててしまうのだ。
・これまではせいじかにたいするしんらいはひくく、かんりょうへのしんらいはあつかった。しかし、ていせいちょうじだいになり、これまでのせいさくがしっぱいするなか、まつりごとかんのたちばはぎゃくてんした。かんりょうはごうまんなせいじかやじむきょくのふたんがふえるないかくしゅどうたいせいへふまんをもっている。
・せいじかは、かんりょうがいかられるのによわいことがわかり、どなりちらしてばかりいる。また、かんていしゅどうといいつつぐたいてきなしじがない。
・とうだいをでてコピーとりばかりしているかんりょうもおおい。ぎょうかくのためやくしょはひとでぶそくである。わたしじしんはかちょうほさだったがぶかはいなかった。すこしはちてきぎょうむもするものの、たんじゅんなワープロうち、きれいなだけのパワーポイントしりょうつくり、さいげんのないコピー、といあわせたいおうなどのざつむをやってきた。ざつむだけでついたちがおわることもある。ざつむからかいほうしないとやるきをもっていっってきたわかものもやめてしまう。
・おおくのかんりょうはしんやおそくまでいっしょうけんめいしごとをしている。しかしこうむいんバッシングがつづいている。かれらがそんなにすべてのことにせきにんをおえるじょうたいにあるのか。
・りゅうがくしたかんりょうがそのままやめてしまうケースがおおい。また、せいじかへてんしんするケースもおおい。じみんとうはにせいぎいんがおおく、かれらかんりょうはみんしゅとうからりっこうほしている。
・ろうどうじょうけんをりゆうにやめているのではない。けんげんやけんりょくがあるということがみりょくだった。しかし、いまはちょうせいのたんとうになり、せいじかのぼくになってしまった。
・きんねんではやめるかんりょうがぞくしゅつし、しぼうしゃもはんげんした。しかしまだキャリアかんりょうのとっけんをなくすべきだ、などのろんちょうがつよい。キャリアせいどのおかげできびしいろうどうじょうけんにもたえているのに、ぎゃくこうかである。
・いまのにっぽんではしけんのてんすうよりも、どれだけきんをかせげるかでゆうしゅうさをはかろうとしている。
○だいさんしょう「おいつめられるふつうの「ノホホンこうむいん」」
・たびかさなるしゃかいほけんちょうのふしょうじにみられるように、ノンキャリアもひはんされるじだいをむかえた。
・グローバリゼーションやしじょうしゅぎのどうにゅうで、にっぽんはじゃくにくきょうしょくのよのなかとなった。そんななかで「クビにならないこうむいん」は、はらだたしいそんざいということになる。
・むかしのこうとうぶんかんはたしかにとっけんてきなあつかいをうけていた。しかし、いまのこうむいんはキャリアをふくめ、そんなにめだったさべつはない(けいさつはれいがい)。ともかくあまりにいちりつびょうどうというのがこうむいんのきゅうりょうである。しょくむにおうじたきゅうりょうとはいうが、じぶんがにいがたけんちょうのかちょうだったときはぶかのほうがきゅうりょうはたかかった。かつてはねんぱいのきゅうしょくのオバサンはそうむぶちょうよりもたかいきゅうりょうをもらっていた。
・フランスやイギリスにはエリートせいがある。かれらは30だいできょくちょうになるばあいもある。しかし、にっぽんにはひょうめんじょうエリートこうむいんせいどはない。
・キャリアはねんぱいのノンキャリアにいじめられる。じんじがべつで、そうしたからといってほうふくされることもない。ろうどうしょうはノンキャリアのちからがつよく、けいさんしょうはキャリアがすべてをきめている。
・とくに、こうせいしょうはせいどをつくるだけでげんばでしごとをすることがない。しゃかいほけんちょうをしどうすることもしていないのである。
・じんいんさくげんけいかくは、ひとでのたりないほんしょうでなく、でさききかんをちゅうしんにじっしされるはずである。
・としぶとちほうできゅうりょうあらをわけることになるだろう。またばってきじんじもふえるのではないか。ほんしょうとでさきのさもつけられるはずだ。
○だいよんしょう「かくさがひろがるちほうこうむいん」
・いちりつ・びょうどうがくずれることについてはちほうこうむいんもおなじである。ほっかいどうちょうととうきょうとちょうはじょうきょうがまったくちがうのだからさがあってとうぜんだろう。これまではちゅうおうしゅうけんこっかであったため、ほっかいどう○○むらのしょくいんもとうきょうとしょくいんもそれほどたいぐうにさがなかった。ぶんけんにより、ちいきのけいざいりょくをはいけいにしたさがうまれるはずである。
・かせぐために、きぎょうゆうち、さんぎょうしんこう、かんこうしんこう、ぶんかしんこうなどへのとりくみがひつようになっている。たんにだいくばをもってくればよいというものではなく、さまざまなせいさくをくみあわせるとともに、かんけいしゃのちからをひきだすじっこうりょくがもとめられる。
・ぎょうせいかいかくへのとりくみもじちたいかんでおおきなさがしょうじるだろう。
・こうむいんかずはげんしょうにむかっているが、これをたいしょくしゃとさいようよくせいによりじつげんしている。さらなるさくげんには、ぶんげんしょぶんがひつようとなるだろう。
・じちたいのろうどうじょうけんのたようかのなみをろこつにかぶるのはだれか。それはじむしょくだろう。テレワークのこうはんなてきよう、ざんぎょうてあてのふしきゅうなどがかんがえられる。くにではいくらざんぎょうしてもがつ5まんえんだった。じちたいでは100%のしきゅうがある。
・ひせいきしょくいんもぞうかしており、くにとちほうをあわせ60ばんにんにのぼる。たいぐうめんでのさがあるのはおかしいというはなしもでるだろう。みんかんとのきょうそうのよはをうけるのはこうそつでやくしょにいっったこうむいんだろう。
○だいごしょう「せかいひょうじゅんは「かんみんとういつ」」
・せかいてきにこうむいんせいどかいかくのながれがNPMによりかたちづくられた。こうむいんへらしはせかいのちょうりゅうだが、しかしざいせいあかじはしゅくげんしていない。
・かんみんとういつ、こうむいんせいどにきょうそうてきようそをどうにゅうし、かつりょくをとりもどすことがのぞまれる。いまのこうむいんせいどはあまりにもあくびょうどうである。そのあとでかんみんりゅうどうかすべきである。
・かんゆうぐうはマスコミがかってにつくったイメージにすぎない。しんぶんきしゃもこうむいんをけいけんしてみたらよいだろう。
・ろうどうきほんけんをこうむいんにあたえる。のうりょくひょうか・ぎょうせきひょうかせいどをじっこうにうつす。きゅうりょうなどのしょぐうをきょうそうてきにする。
○だいろくしょう「しじょうばんのうじだい、こうむいんはどれだけどりょくしてもみんかんにかてない?」
・これからはしょぐうがたようかする。ひとりひとりがせんべつされる。ではなにをもってひょうかされるのか。もともとこうりつせいじゅうしとこうえきじゅうしはあわない。
・やくしょへのバッシングがつよいが、できるしょくいんほどまどぐちのたんとうにはならないことがおおい。じむさぎょうやきかくりつあんでゆうのうなにんはまどぐちでもゆうのうである。せいどがふくざつになるのはやむをえないてんもあり、これをゆうのうなにんはきちんとせつめいできるだろう。
・こうむいんのひかくゆういはここにこそある。わかりやすいせつめいだ。これをにんしきしていないにんがおおい。
・こうりつせいをすすめると、かえってふじみのしのプールじこのようなことがおこるだろう。
○だいななしょう「かくさしゃかいにおけるぎょうせいサービス」
・にっぽんが、ふゆうそう、ちゅうかんそう、ひんこんそうにさんきょくかしていくとふくざつできびしいかだいにちょくめんすることとなるだろう。
・やくしょはきほんてきにたいりょうせいさんビジネスモデルである。これにたいおうするためには、ぜんていをひっくりかえすひつようがある。じゅえきとふたんのかんけいがしょうおうしないことがでてくる。
・いままではちゅうかんそうをターゲットとしてきたが、ちゅうかんそうのニーズをはあくしてはんえいさせることはむずかしくなってくる。まんぞくどもさがるだろう。
・サラリーマンのさんかいしきがたかまるかどうかはとしょかんにかかっている。しょせきやざっしはちしきのげんせんである。ここをもっとにんのあつまるばしょにかえるひつようがあるだろう。ゆうがたにへいかんするのではサラリーマンはりようできない。
・ひんこんそうにたいするサービスをめぐってはりょうしきあるしちょうそんしょくいんはくのうするだろう。
・こうむいんはひきぬきをされるようなじんざいをめざすべきである。また、じしゅてきにこうむいんせいどをかいかくすることがもとめられる。
2008-09-22 #98 しろつかけんじ『かんせいワーキングプアをうんだこうきょうサービス「かいかく」』
しろつかけんじ『かんせいワーキングプアをうんだこうきょうサービス「かいかく」』じちたいけんきゅうしゃ、2008ねん8がつ
かんせいワーキングプアをうんだこうきょうサービス「かいかく」
- さくしゃ: しろつかけんじ
- しゅっぱんしゃ/メーカー: じちたいけんきゅうしゃ
- はつばいび: 2008/08
- メディア: たんこうぼん
■ないよう
・おやがつかせたいしょくぎょうのトップにこうむいんがあるが、それほどらくなしょくばというわけではない。こっかこうむいんではぜんたいの2%がちょうききゅうぎょうものである。そのうち63%がせいしんおよびこうどうのしょうがいである。ちほうこうむいんでもうつびょうなどのこころのびょうをだえるしょくいんがぞうかしたことがあきらかになっている。
・せいかしゅぎのどうにゅう、アウトソーシング・みんえいかが、こうむを、ほんらいのもくてきとははなれたほうこうへむかわせている。
・しんじゆうしゅぎにもとづき、こっかしゃかいのあらゆるしくみをつくりかえていこうとしている。しんじゆうしゅぎとは、きぎょうかつどうのじゆう、とりわけたこくせききぎょうのかつどうのじゆうをさいぜんのかちとしてこれをせっきょくてきにしえんし、しょうがいとなるものをはいじょすることでしゃかいぜんたいのかちのそうわがたかまるとしゅちょうするけいざいがくせつである。
・これまでにっぽんではこうきょうじぎょうやのうぎょうほじょきんにおおくのよさんをそそいできたが、こうぞうかいかくにより、こくないのちゅうしょうきぎょうやのうかはつぶされるたいしょうとなった。かいはつしゅぎをささえたおおきなかんりょうきこうをつくりかえ、こうむのみんえいかをしゅようなしゅほうとするちいさなせいふがしこうされることとなった。
・たこくせききぎょうのりえきになるこっかとは、
1.ぜいふたんがひくい
2.きせいがすくない
3.インフラがせいびされている
4.ちあんがあんていしている
5.あんかでりょうしつのろうどうりょくがかくほできる
がある。
・しじょうかいにゅうやこうきんとうにゅうのよさんはかくほしつつ、しゃかいほしょうについてはじこせきにんをようきゅうする。これがちいさなせいふである。これだけだとかくさやひんこんによりしゃかいがもたなくなる。このため、ちあんいじ、どうとくきょういく、せんそうすいこうなどきょうけんてきなぶぶんはのこすこととなる。
・みちしゅうせいろんぎは、ちいさなせいふじつげんのなかでくにのきのうのうけざらとしてふさわしいからである。
○2「しんこうするこうむのみんかんか」
・ちいさなせいふをつくるさまざまなほうさくはニューパブリックマネジメントとしていっかつりにされている。ぎょうせいをみんかんきぎょうとどうようのけいえいしゅたいとみなし、じんけんひなどのコストさくげんをだいいちのもくひょうにおくかんがえかたである。
・こうむのみんかんかは、きかくとじっしをぶんりする。せいさくりつあんはエリートがになうぶぶんとしてこうむにのこす、このにないてをこうむいんせいどかいかくによりみんかんきぎょうとどうようのろうむかんりをするということである。いっぽう、じっしについてはエリートがおこなうひつようはないので、りんじひじょうきんしょくいんにさせたり、アウトソーシングするということである。
○3「ないぶみんかんかとしてのこうむいんせいどかいかく」
・2007ねん、「せんごレジームからのだっきゃく」をはたじるしとするあべないかくのもとでこっかこうむいんほうがかいせいされた。
・このかいせいにより、のうりょくじっせきしゅぎとかんみんじんざいこうりゅうセンターがせいどかされた。
○4「じっしぶもんのがいぶか(こうむのしじょうか)」
・アウトソーシングはいかのじゅんじょですすめられている。(ちゅうおうしょうちょうなどかいかくきほんほう)
1.さんこうしゃ(こくてつ、でんでん、せんばい)、ゆうせいみんえいか、びょういん・ほいくしょのみんえいか
2.じょうき1いがいで、せいさくのじっしにかかるものについてどくりつぎょうせいほうじんをかつよう
3.みずからおこなうじぎょうであるがちょくせつやるひつようがないものについてみんかんいたく(しじょうかテスト、していかんりしゃ)
・これらをぐたいてきにすすめるため、いかのほうりつがせいていされた。
1.ちゅうおうしょうちょうなどかいかくきほんほう(へいせい10ねん)
2.ぎょうかくすいしんほう(へいせい18ねん)
・アウトソーシングのしゅほうをぐたいかするほうりつもせいてい・かいせいされた。
1.どくりつぎょうせいほうじんつうそくほう(1999ねん)
2.PFIほう(1999ねん)
4.こうのしせつのしていかんりしゃせいどにかんするちほうじちほうかいせい(2003ねん)
5.ちほうどくりつぎょうせいほうじんほう(2003ねん)
6.しじょうかテストほう(2006ねん)
・PFIがすすめられている。PFIはしせつのしょゆうけんにちゃくもくしてみっつにぶんるいされている。
1.BOT(Build‐Operate‐Transfer)
みんかんじぎょうしゃがしせつをけんせつし、そのじぎょうしゃがいっていきかんうんようし、とうかしきんかいしゅうのちにこうてきセクターにしせつしょゆうけんをいてんするほうしき
2.BTO(Build‐Transfer‐Operate)
みんかんじぎょうしゃがしせつをけんせつし、そのしょゆうけんをこうてきセクターにいてんし、うんえいはひきつづきじぎょうしゃがおこなう
3.BOO(Build‐Own‐Operate)
みんかんじぎょうしゃがしせつをけんせつし、そののちしせつをしょゆうしたままうんようしてしゅうえきをあげる
・このうち2のBTOほうしきが64%をしめている。リスクはできるだけかんにおわせたいということであろう。
・PFIにさんにゅうするきぎょうはSPI(とくべつもくてきかいしゃ)をせつりつし、このかいしゃがハコモノのけんせつばかりでなくかんせいごのうんえいもおこなう。
・PFIにもうんえいのみとおしがあまいなどさまざまなもんだいがあらわれている。
○5「こうむしじょうかのじっさい」
・していかんりしゃせいど:これまではこうのしせつはちょくえい、こうきょうてきだんたいへのいたく、していかんりしゃせいどのみっつからせんたくできたが、2006ねん9がつにけいかきかんがしゅうりょうし、ちょくえいまたはしていかんりしゃせいどのどちらかによることとなった。していかんりしゃとなれるだんたいのはんいにはせいげんはなく、みんかんえいりきぎょうがさんにゅうをすすめてきている。いっぽうでしていかんりしゃのふしょうじ、とうさん、てったいもおおい。
・ろうどうしゃはけん:1985ねんのせいていとうしょはせんもんてきな13ぎょうむにげんてい(ポジティブリスト)されており、ちゅうかんさくしゅはないだろうということだったが、1996ねんのかいせいにより26ぎょうむに、また1999ねんのかいせいではこうわんうんそう、けんせつ、けいび、いりょうかんけい、せいぞうこうていをのぞくぎょうむでげんそくじゆうかされた(ネガティブリストか)。とうしょは1ねんいないということだったが、2003ねんかいせいによりせいぞうこうてい、けんせつ、いりょうかんけいのいちぶがかいきんされ、はけんきかんについてもせんもんてき26ぎょうむについてはきかんせいげんをてっぱい、そのほかのぎょうむについてもさいちょうさんねんとえんちょうされた。さんねんをこえてあらたにろうどうしゃをこようするばあいにはとうがいはけんろうどうしゃをちょくせつこようしなければならない。そもそもじちたいのぎょうむはしゅちょうまたはほじょきかんによっておこなうものとされ、ほじょきかんはしょくいんなどちほうこうむいんのみがよていされていることから、じちたいにたいするろうどうしゃはけんはじちほういはんではないかともかんがえられる。
・ぎょうむうけおいのばあいにはうけいれさきはぎょうしゃにちゅうもん・しじできても、ろうどうしゃにたいしてしきめいれいはできない。いっぽうはけんろうどうしゃにたいしてはしきめいれいができる。
・けいしきはぎょうむうけおいということにしておいて、じったいはろうどうしゃはけんという「ぎそううけおい」がみんかんだいきぎょう(キヤノン、まつしたでんき、にちあかがく)やじちたいでもおこなわれている。
・しじょうかテストがすいしんがわのきたいをあつめている。これはくに、じちたいのいったいのぎょうむをきょうそうにゅうさつすることである。しじょうかテストでらくさつしたきぎょうとじちたいはうけおいけいやくのかんけいとなる。これを「きょうそうのどうにゅうによるこうきょうサービスのかいかくにかんするほうりつ(しじょうかテストほう)」でせいどかしている。このほうりつできていしているのはつぎのふたつである。
1.かんみんきょうそうにゅうさつ(かんふせんぱいによるみんかんきょうそうにゅうさつもある)
2.とくていこうきょうサービスにかんするきせいかいじょ
・にゅうさつたいしょうぎょうむは、くにやじちたいの「いったいのぎょうむ」である。にゅうさつではコストにまされたみんかんにかんがかなうとはかんがえられない。みんかんにまかせてだめだったばあい、またかんにもどすというシナリオはかんがえられない。すでにじんざいもノウハウもさんいつしているからである。
・しじょうかテストほうがたいしょうとする「とくていこうきょうサービス」は、こせきとうほんなど・のうぜいしょうめいしょ・がいこくじんとうろくげんぴょううつしなど・じゅうみんひょううつしなど・こせきふひょううつし・いんかんとうろくしょうめいしょのこうふせいきゅうの6ぎょうむである。うけつけおよびひきわたしにげんていされているのは、はっこうぎょうむはほうりつじょうのはんだんをふくむこうけんちからのこうしにあたるためである。
・じつはしじょうかテストはとくていこうきょうサービスにはげんていされない。6ぎょうむはほうりつでおすみつきをあたえているのであり、ほかのほうりつできんしされていないかぎりどんなぎょうむでもかのうである。こんごかくぎけっていによりじゅうてんこうもくがきめられていくこととなる。
・すでにこうきょうしょくぎょうくんれん(とうきょうと)、じちけんしゅうじょしょくいんけんしゅう、りょけんしんせいまどぐち(あいちけん)、ちょうしゃかんりうんえい(わかやまけん)、しょくいんこうしゃなどかんり(おかやまけん)、しゃりょういじかんり(くらしきし)などでしじょうかテストがじっしされている。
・どくりつぎょうせいほうじんでは、しょくいんがこうむいんのままでいる「とくていけい」とみんかんのろうどうしゃとなる「いっぱんけい」にわかれる。こうしゃのけいしきがげんそくであるが、さまざまなれいがいがもうけられている。ちほうどくりつぎょうせいほうじんほうでは、だいがく、びょういん、しけんけんきゅうきかんをたいしょうとしている。しかし、かながわけんじちそうごうけんきゅうセンターのけんきゅう「かながわけんにおけるどくりつぎょうせいほうじんせいど」にみるように、くにのどくほうとくらべ、スケールメリットがないことがしてきされている。またくにのどくほうでははげしいリストラがしんこうしつつある。
・こうえいきぎょうのばいきゃくは、かぶしきばいばいやえいぎょうじょうとといったみんかんのけいしきとはことなり、こうえいきぎょうのはいしとざいさんのばいきゃくというかたちでおこなわれる。
・じちたいのがいかくだんたいとしてこうえきほうじんかいかくもおこなわれている。
・ざいせいけんぜんかほう(2007ねん)により、ざいせいさいけんだんたいのみならず、ざいせいけんぜんかだんたいというレッテルをはってくにのかんよをつよめようとしている。これによりじちたいのしじょうか・きりすてがかそくかされている。
○6「ききにたつじゅうみんのけんり」
・ふじみのしプールじこ(2006ねん)にみられるように、まるなげ、むせきにんがしじょうかのかていでおきている。
・けっきょく、ぎょうせいがせきにんをおうというかくごがないと、じゅうみんのせいめいしんたいはまもれない。
・あねはじけんも、1998ねんのけんちくきじゅんほうかいせいでどうにゅうされたしていかくにんけんさきかんによるけんちくかくにん・けんさぎむによるものだった。
・けっきょくのところ、よぶんなしゃかいてきなコストのぞう、そんがいばいしょう、などでコストめんでしじょうかがまされているとはいいがたいめんもある。じちたいかんけいのしごとでワーキングプアもふえてきている。
○7「こうむしじょうかとろうどうしゃのけんり」
・アウトソーシングによりそこではたらいていたひとびとのけんりはうばわれ、こようのれっかがしんこうする。がいかくだんたいのばあいはしていかんりしゃやぎょうむいたくさきになれないばあい、プロパーしょくいんをせいりかいこせざるをえない。こんなときにろうどうしゃのこようをほごするほうりつはない。
・こうむはサービスぎょうであり、コストにしめるじんけんひひりつがたかい。コストさくげんはじんけんひということになり、ていちんぎんのひじょうきんしょくいんがおおくなっている。パート、アルバイト、けいやく・はけんしゃいんがちゅうしんてきなにないてになり、かんせいワーキングプアともいえる。
・こうむろうどうのせんもんせいがいじされないじたいとなってきている。
○8「こうむしじょうかへのたいこうじく」
・これをおしとどめるのはよういなことではない。しかし、そのへいがいをてっていてきにあきらかにすることがたいせつである。
1.じんけんほしょうきのうのていか:じゅうみんがしゅけんしゃでなく、こきゃく・しょうひしゃというあつかいとなってしまう
2.みんしゅてきいコントロールのていか:じょうほうこうかいやじゅうみんかんさせいきゅうのたいしょうからはずれてしまう
3.ろうどうしゃのけんりのけいし:ていちんぎんろうどうしゃのこうはんなかつよう、ワーキングプアのぞうだい
・かいけんされると、まちがいなくじこせきにんしゃかいへむかうこととなるだろう。
・どこまでをこうむいんがになうべきなのか。これはじゅうみんがしっかりぎろんするひつようがある。
○9「どううんどうをひろげていくか」
・こうむのしじょうかのもんだいをかんがえると、きょうのしほんしゅぎのもっともこんぽんてきなぶぶんとたいじすることとなる。とうめんするもんだいばかりでなく、こっかしゃかいのありほうをかんがえることがひつようである。
・かがくてきなみかたをみにつけよう。
1.げんしょうだけでものごとをかんがえない
2.マスコミがただしいとはかぎらない
3.けんりょくをしんようしない
4.たこつぼにおちいらない
・こうむいんバッシングはびょうてきである。かんりょうもいっぱんのこうむいんもいっしょくたにしてこうげきしている。ぜんあくにげんろんになってしまっている。
2008-09-15 #91 にしのきいち『さいばんいんせいどのしょうたい』
にしのきいち『さいばんいんせいどのしょうたい』こうだんしゃげんだいしんしょ、2007ねん8がつ
■ないよう
・このほんは、へいせい21ねん5がつにはじまるさいばんいんせいどにつき、そのもんだいてんときけんせいをひろくしってもらうためにかいた。
・このせいどにはなんのひつようせいもひつぜんせいもない。また、わがくにのけんぽう、ほうたいけい、しゃかいじょうきょう、こくみんかんじょうにちょうわしていない。
・よくさいばんかんはほうりつのせんもんかであってもじじつにんていのせんもんかではない、ひこくにんがしんはんにんかどうかはしろうとでもはんていできるというが、これはまちがいであり、さいばんかんはさまざまなじけんをみてきている。
○だいいっしょう「さいばんいんせいどとはどのようなものか」
・さいばんいんせいどをつくったきわ、しんぎかいのいけんしょは、さいばんにけんぜんなしゃかいじょうしきをはんえいさせるため、とした。しかし、ほんとうにこれまでのさいばんはけんぜんなしゃかいじょうしきにはんするものだったのか。
・さいばんいんしんりのたいしょうとしてさいばんいんほうがさだめているのはいかのふたつである。
1.そのはんざいにたいするけいばつのさいこうが、しけい、むきちょうえき、むききんこにあたるばあい
2.これいがいで、けいのかげんが1ねんであって、しかもこいににんをしぼうさせたばあい
・これらのはんざいは、いっぱんのこくみんにはへりとおいものである。なぜこうしたへりとおいものにこのせいどをてきようし、ほかのへりがちかいみんじじけんなどにてきようしないのか。
・さいばんいんせいどがてきようされるのはかきゅうしんである。じょうきゅうしんではてきようされないため、1しんでへんなはんけつがでてもきょうせいできるとかんがえているのではないか。そうであればさいばんいんせいどをてきようするいみはあまりないのではないか。
○だいにしょう「さいばんいんせいどはどのようにしてできたのか」
・さいばんいんせいどは、アメリカのばいしんせいやヨーロッパのさんしんせいをさんこうにつくられた。どちらかというとさんしんせいとききょうつうこうがおおく、りょうけいなどふかくさいばんにかんよすることとなる。
・このせいどは、へいせい11ねんにないかくちょくぞくのきかんとしてできたしほうせいどかいかくしんぎかいのぎろんをふまえてせいりつした。
・ばいしんかさんしんかというところがぎろんされたが、ばいしんせいにはごはんがおおいということで、いいんであるほうがくもののリードでさんしんにちかいせいどがていあんされることとなった。とうじから、このせいどをすいしんするろんしゃにおいても「けんぜんなしゃかいじょうしき」がはんえいされるということについてはかいぎてきであった。
・もんだいてんとしてはいかのことがかんがえられる。
1.じっしするひつぜんせいがない。
2.けんぽうにいはんするせいどである。
3.てぬきしんりがおうこうするかのうせいがある。
4.ことあんのしんそうついきゅうがはかられなくなるおそれがある。
5.ひこくにんにもはんざいひがいしゃにもつらくかこくなおもいをさせる。
6.ひようがかかりすぎる。
7.こくみんのふたんがおおきい。
8.こくみんどういんにつながるしそうをはらんでいる。
○だいさんしょう「むようなせいど」
・よろんちょうさのけっかをみると、こくみんからほんとうにのぞまれたせいどということはむずかしい。また、このせいどをつくるときに、しほうせいどかいかくしんぎかいでは、けんぽうはもちろん、わがくにのほうたいけいとむりなくせいごうするかどうかけんとうされたとはかんがえがたい。
・また、さいばんかんによるしんり、はんけつがほんとうにこくみんかんじょうからはなれてしまったということがあったのかどうか。たとえばむぼううんてんのトラックがじかようしゃについとつしておさないしまいがしょうししたというじけんのはんけつがかるいといういけんがあったが、そもそもはんけつはそのとうじのほうりつでさだめるはんいをいつだつしたりょうけいをいいわたすことはできない。このじけんをうけて「きけんうんてんちしきずつみ」がしんせつされている。
・さいばんいんせいどがえんざいぼうしにつながるのではないか、というかんがえがあるがこれはどうか。えんざいがはれることになるきっかけとは、はんけつをくつがえすあたらしいしょうこのはっくつによる。かならずしもとうじのはんけつがあやまっていたとはいいがたいのだ。
○だいよんしょう「いほうなせいど」
・けんぽうにはさいばんにかんするさんしんはまったくうたっていない。これは、さいばんはさいばんかんによっておこなうということをいみしている。したがってさいばんいんほうはけんぽういはんである。
・もともとわがくににはばいしんろんしゃはおおくいたがさんしんろんしゃはほとんどいなかった。ところがしほうせいどしんぎかいにおけるむりなだきょうのけっか、とつぜんさんしんせいであるさいばんいんせいどがもちこまれた。
・このほか、けんぽう32じょう「さいばんをうけるけんり」、どう37じょう「こうへいなさいばんしょ」、どう76じょう「さいばんかんのどくりつ」、どう19じょう「しそうとりょうしんのじゆう」、どう18じょう「くえきのきんし」にていしょくするおそれのあるせいどである。
○だいごしょう「そざつなせいど」
・そもそもわがくにのしほうせいどは、じじつかんけいのしょうさいなりっしょう、しんりといった「せいみつしほう」がとくちょうであった。しかし、さいばんいんせいどのもとではちょっかんにもとづいた「そざつしほう」となるおそれがおおきい。
・さいばんかんはちょうしょなどさまざまなしょるいをぎょうかんまでふくめてきちんとよんでいる。そんなことがはたしていっぱんのこくみんにできるのか。
○だいろくしょう「ふあんなせいど」
・さいばんでとくにむずかしいのがじじつにんていである。ほうていにていしゅつされたぼうだいなしょうこから、それぞれのしんようせい、しょうめいちからをはんだんすることである。
○だいななしょう「かこくなせいど」
・たとえばごうかんちしょうなどはさいばんいんせいどがてきようされるさいばんのひとつであるが、ひがいしゃにたいしてさいばんいんがきょうみほんいのしつもんをすることもありうる。
・また、ひようがかさむ。こうはんのじゅうきじつだけでもごうけい70まんえんほどかかる。
○だいはっしょう「めいわくなせいど」
・こうほしゃにはいろいろとしつもんがあびせられる。プライバシーはなく、かいとうをきょひしたばあいはかりょうがかせられるばあいもある。
・せんにんされず、むだあしにおわることもあるだろう。ほじゅうさいばんいんにせんにんされたばあいには、こうはんにたちあうひつようがあるが、ひょうぎにさんかできるとはいえない。
○だいくしょう「この「げんだいのあかがみ」からのがれるには」
・びょうきでいけない、あるいはよびだしじょうをいぬがたべてしまったなどこうじつをもうけていかないようにすればよい。
○しゅうしょう「いま、ほんとうにかんがえるべきこと」
・ともかくやってみて、なおすべきところはなおすというかんがえかたがあるが、じゅうだいじけんをそのようなかたちでさばかれるのはゆるされないことだ。
・にっぽんのけいじさいばんせいどは、たこくとくらべひょうかがたかい。なぜさいばんいんせいどをどうにゅうするのか。ほかのせいどかいせいのみちがあったはずだ。
■どくごかん
・たしかにもっともといえるしてきがおおい。さいばんそのものがどれだけこくみんのじょうしきにちかいものになるのか。
・そもそも、こくみんのじょうしきなるものがほんとうにじゅんすいなしたからのこうちくぶつとしてそんざいするのか。マスコミからシャワーのようにあびせかけられているげんじにすぎないのではないか。
・ただし、さいばんへのさんかというかていは、ひとりひとりのほういしきのしんかにえいきょうはあたえるはずである。りっぽうとしほうそのものにふかくこくみんがかんよし、そのかていでほういしきをじょうせいしたじりつしたこくみんがけいせいされ、もってすくなくともけんりぎむにかかわるさようはすべてほうによりつかさどられているぎょうせいかつどうをも「ほんらいのすがた」にかえていくことにせいどかいかくのがんもくがあったはずである。
・ぜんたいのかきぶりをみていると、テレビはつげんをそのままほんにしてしまったようならんぼうさをかんじた。(とりわけだいくしょう)
2008-09-06 #82 かんのなおひこ『ざいせいのしくみがわかるほん』
かんのなおひこ『ざいせいのしくみがわかるほん』いわなみジュニアしんしょ、2007ねん6がつ
■ないよう
○1「ざいせいってなんだろう」
・「けいざい」は、けいよすみたみ、つまりひとびとのせいかつをうまくあんていさせるといういみである。これにたいし、「ざいせい」はpublic financeのほんやくごでおおやけのきんまわりをいみしている。
・ちゅうごくでは、しじょうけいざいかするにあたり、きんもうけしていいりょういきときんもうけしてはいけないりょういき(ざいせい)をきちんとわけられなかった。いまではぐんたいまでもがきんもうけしている。にっぽんでもこのりょういきがめいかくでないため、こんらんがしょうじている。きんもうけをしてはいけないりょういきであるいりょう、きょういく、ふくしまでしじょうかテストでみんかんにやらせるなどということになってきている。
○2「よさんってなんだろう」
ざいせいほうにより、よさんはいかのこうもくからなるものとされている。
1.そうそく
2.さいにゅうさいしゅつよさん
3.けいぞくひ
4.くりこしめいもとひ
5.こっかさいむふたんこうい
・よさんはいくつかのげんそくにもとづいてけっていされる。
1.よさんはひとつでなければならない:ほんらい、いっぱんかいけいのいっぽんでやるべき。とくべつかいけいがいくつもあるのはおかしい。
2.ノン・アフェクタシオン(ひじゅうとうかんけい)のげんそく:とくていのししゅつをとくていのしゅうにゅうをむすびつけることをきんしする。
3.そうがくしゅぎのげんそく:ひつようなひようはすべてけいじょうする。ひようをさしひいてしゅうにゅうだけけいじょうすることはしない。
・よさんしっこうにもげんそくがある。
1.ちょうかししゅつきんしのげんそく:ひとたびあるけいひとしてししゅつすることをきめたらそれをちょうかしてつかうことはできない。
2.りゅうようきんしのげんそく:あるけいひとしてけいじょうしたおきんをつかいのこしてほかのけいひとしてつかうことはげんそくとしてできない。
・ほんらい、こうしたげんそくにもとづき、けっさんはかならずくろじになるはずだが、さいにゅうふそくであかじになることがある。ほんらいは、さいにゅうふそくがしょうじそうであれば、かならずさいにゅうよさんをげんがくするとともにさいしゅつよさんをへらすひつようがある。
・ほかのくにはさいにゅう、さいしゅつともにほうりつとしてしっこうされる。しかし、にっぽんではよさんはほうではないというたちばをとっている。このためにっぽんではさいにゅうよさんがせいりつしようとしまいとそぜいほうにもとづきまいとしぜいしゅうをあげることができる。ほかのくにはさいにゅうほうがせいりつしないとぜいきんをちょうたつできない。にっぽんのさいにゅうよさんはたんなるみつもりにすぎない。
・にっぽんではいりをりょうってしゅつをせいする(りょうにゅうせいしゅつ)、つまりまずさいにゅうよさんあり、というたちばでよさんのたてほうをしている。ざいせいまなのげんそくはこれとはぎゃくでりょうしゅつせいにゅうである。ほんらいおこなうべきことをさだめ、これにおうじてしゅうにゅうをあとからきめるということである。しじょうけいざいとざいせいによりなりたっているこくみんけいざいをざいせいがコントロールできるようになる。
・ざいせいでなにをサービスするのか。もともと、こっかのさいしょのしごとは、これはだれのもの、としょゆうけんをかくていすることだった。このため、きょうせいりょくとなるぼうえいやけいさつをつくることがさいしょのにんむだった。ついで、かぞくないでおこなわれていたきょういく、ふくしなどがくわわるようになった。
1.ちつじょをいじするためのぼうえい、けいさつ、しょうぼう
2.きょういく、セーフティネット(ねんきん、ほけん)
3.せいさんかつどうのぜんていじょうけんであるしゃかいてきインフラ
・よさんしっこうしたのちに、けっさんをしめすひつようがあるが、けっさんをするじてんでししゅつはおわってしまっている。このため、けっさんはぎかいにていしゅつするがぎけつはされない。ただしてきせいなつかいかたであったのかどうかはないかくにせきにんをとえるし、てきせいなししゅつであったとしてもししゅつそのものがいみがなかったということであれば、じかいのよさんにはんえいできる。
・ざいむしょうにおけるよさんへんせいはきほんてきにインクリメンタリズム(ぜんぞうしゅぎ)によっている。つまりぜんねんどとおおきくかわるということはしないということである。
・にっぽんでよさんがしんぎされるきかんは2カがつ、しょがいこくでは6カがつである。よさんいいんかいでに〜さんしゅうかんだが、このきかんにしんけんなはなしあいがされているかというとそうではない。なんでもくちをだしていいことになっているので、そうりがなぜこのじきにゴルフをしていたのか、などいろんなしつぎがだされる。このため、よさんはこうかいのばでしんぎされるものではなく、じっしつてきにざいむしょうがきめてしまうものになってしまっている。
・さんがつまつまでによさんがきまらなかったらどうするか。これはざんていよさんによりじんけんひなどぎむてきけいひのみをけいじょう、しっこうする。しょうわ28ねんどは8がつまでのざんていよさんだった。
・ちほうじちからだのよさんは、くにのよさんがきまらないかぎりくめない。ほじょきんやちほうこうふぜいがどのくらいになるかわからないからである。しかしそれがきまるのはよさんせいりつごよくねんどの6がつくらいとなる。くにからじちたいには「ないかん」(ないかん)というつうちで、けいざいせいちょうひきをふまえ、ちほうざいせいけいかくはこのくらいになりそうだというじょうほうがきてよさんのがいようをきめる。
・じちたいではしゅちょうにおおきなけんげんがあり、よさんあんをぎかいがひけつしても「さいぎけん」でもういちどしんぎにかけることができる。くにがちほうにぎむづけしているしごともおおく、じっしつてきにぎかいがひけつするけんげんはない。さいぎけんでていしゅつされたあんけんはさんぷんのにいじょうでひけつしなければならない。また、げんあんしっこうけんといって、ひけつしたよさんあんをしっこうすることまでみとめられている。
○3「ぜいはどんなしくみになっているのだろう」
・そぜいにはみっつのようそがふかけつである。
1.きょうせいせい
2.むしょうせい(はんたいきゅうふはない)
3.しゅうにゅうせい(なにかをするためのしゅうにゅうである)
・ばっきんはしゅうにゅうをもくてきとしたものではなく、しようりょうははんたいきゅうふをともなうのでどちらもそぜいではない。
・ぜいのていぎはゆらいでいる。しゃかいほけんりょうは、たとえばこくみんけんこうほけんなどはほけんりょうとしてしゅうにゅうしてもほけんぜいとしてしゅうにゅうしてもよいこととなっている。かんきょうぜいなどはどちらかというとぜいというよりかちょうきんのようなものかもしれない。
・ぜいをかけるかんがえかたにはふたつある。
1.りえきせつ:しゃかいをけいせいすることがこくみんのりえきになるのだからかぜいする。
2.ぎむせつ:こくみんのぎむだからかぜいする。(げんざいとられているかんがえかた)
・ぜいふたんについてもかんがえかたはふたつある。これらをくみあわせてそぜいせいどができている。(ふくぜいせいど)
1.おうますげんそく
2.おうのうげんそく
・ちょくせつぜいのいいところはおうのうげんそくによりかぜいできるてんである。ちょくせつぜいのだいひょうはしょとくぜいである。しょとくぜいにはいくつかのげんそくがある。
1.るいしんせい
2.さべつせい(きゅうよしょとくにはかるく、ざいさんしょとくにはおもく、など。このためきゅうよしょとくこうじょをもうけている)
3.さいていせいかつひめんぜい(きそこうじょ)
・げんじつにはかねもちのしょとくはざいさんしょとくがおおきく、これはぶんりかぜいでるいしんせいをしいていないため、ほぼひれいかぜいとなっている。
・かんせつぜいはおうのうかぜいできない。かんせつぜいにはじゅうりょうぜいとじゅうかぜいがある。
○4「どんなところにおきんをつかっているのだろう」
・しゅようけいひべつぶんるい:どんなせいさくにけいひをししゅつしているかがわかる(しゃかいほしょうかんけいひ、こくさいひ、ちほうざいせいかんけいひ、・・・)
・せいしつべつぶんるい:なにをこうにゅうしているのかがわかる(じんけんひ、ぶっけんひ、いてんてきけいひ、・・・)
○5「しゃっきんはざいせいにどんないみをもつか」
・けんせつこうさいのげんそく:きほんてきにはそのねんのししゅつはそのねんのしゅうにゅうでまかなうべきであり、しょうらいにわたってりようかのうなしゃかいてきかんせつしほん、しゅっしきん、たいつききんについてのししゅつのみこうさいをみてることができる。(ざいせいほうだい4じょう)
・また、つかいみちだけでなく、けいきのよしあしをこうさいはっこうのきじゅんにするかんがえかたもある。しょうひがひえこんでいるときにせいふのししゅつをかりいれきんによりおこなうということである。
・せいふはないこくさいのみはっこうしがいこくさいははっこうしていない。こくみんにしゃっきんをしている。いわばかぞくのなかでのかしかりのようなものである。がいこくさいでやぶたんしたくにはアルゼンチンやだいいちじたいせんなかのロシアなどがある。いっぽう、ないこくさいでやぶたんしたくにはない。
・だいにじたいせんのちのにっぽんは、このないこくさいのふたんがいまいじょうにおおきかった。しかし、れいをみないインフレーションといっかいかぎりのざいさんぜいでまるまるしょうかんした。(だざいおさむ『しゃよう』)こくさいをもっているにんに、ぜいりつ100%のこくさいほゆうぜいをかければ、あしたにもしゃっきんはかんさいできる。(リカードのしゅちょう)
・つまりざいせいあかじについてしんぱいすべきことはこっかはさんではない。こくさいをはっこうしすぎてきんりがあがったりインフレーションがおきたりというけいざいてきなこんらんをコントロールできるかどうか、ということである。
・それからしゃっきんざいせいになることによるけんあんは、しゃっきんをかえすことだけがもくてきになってしまい、ざいせいがほんらいのこうきょうてきしめいをはたせなくなることである。けいざいてき・しゃかいてきききをむかえてもたいおうすることができなくなってしまう。
・また、しょとくさいぶんぱいのめんでももんだいがしょうじる。しゃっきんざいせいだとほんらいのしょとくさいぶんぱいきのうがはたせないどころか、びんぼうにんのしょとくをかねもちであるこくさいほゆうしゃのしょとくへいてんすることとなってしまう。ざいせいききをしょうひぜいぞうぜいによりたいおうするということはこのけいこうにはくしゃをかけることとなってしまう。
・では、しゃっきんぞうにたいしどのようなたいさくをうつべきか。
1.そぜいこうぞうをできるだけこうへいにする
かねもちにおおくかぜいするようにし、かねもちのしゅうにゅうがふえたときにはぜいしゅうもふえ、しょとくさいぶんぱいもじつげんできることとなる。
2.ししゅつをへらさないこと
こうきょうサービスのりょうをかくほしながらしゃっきんをかえしていくということ。にっぽんはしょがいこくとことなり、しさんをふくししせつのようなかたちより、たいがいてきなおきんのたいつきとしてゆうしている。しょうらいのせだいにふたんというよりざいさんをのこしているということになる。
・くにのしゃっきんとちほうじちからだのしゃっきんはせいしつがことなる。こくさいはないこくさいであり、1かいのかぜいでちょうけしできるが、ちほうさいはがいこくさいとおなじで、ないこくさいのようなほうてきそちでたいおうすることはできない。また、くにからぎむづけられたぎょうむもあり、さいしゅつさくげんがおもうにまかせない。
・がいこくでちほうざいせいがいきないGDP2%をこえるあかじをだすことはないが、にっぽんではそれがしょうじておりもんだいがおおきい。
・くにはざいせいほうにはいはんするがとくれいほうをつくってあかじこくさいをはっこうしている。いっぽう、ちほうじちからだはあかじちほうさいははっこうできないためまいとしけっさんじょうのあかじをだすこととなる。「そううえじゅうようせいど」:ぜんねんどのあかじをじねんどよさんにけいじょうしてしょりする。ほんらい、かいけいねんどどくりつのげんそくからいうとみとめられないやりほうである。
・けっさんじょうのあかじがどうふけんでは5%、しちょうそんでは20%をこえるとざいせいさいけんだんたいとなるかじしゅさいけんをめざすこととなる。ざいせいさいけんだんたい(れい:ゆうばりし)となると、くにがかんざいにんとしていっってくる。またじしゅさいけん(れい:いずみさきむら)ではちほうさいのはっこうがみとめられなくなる。
・アメリカでは50しゅうなか43しゅうでしゅうのけんぽうによりちほうさいのはっこうをきんじている。ほんらいちほうじちからだはしゃっきんをするべきではないというかんがえによっている。
○6「くにとじちたいのかんけい」
・かていができないことをコミュニティがにない、コミュニティがになえないことをしちょうそんがにない、きそじちたいができないことをこういきじちたいがにない、こういきじちたいができないことを、くにがになう、というじゅうそうこうぞうをほかんせいのげんりとよんでいる。1985ねんのヨーロッパちほうじちけんしょうや1992ねんのマーストリヒトじょうやくなどでうたわれている。
・しかし、にっぽんではめいじいらい、くにがじちたいのしごとをきめてきた。しごとじたいもざいせいもちゅうおうしゅうけんてきこうぞうとなっている。
・にっぽんではじちたいのざいせいきぼがカナダについでおおきい。しかし、そのこうきょうサービスをくにがきめているのであればぶんけんてきとはいえない。じちたいが、ちいきのじつじょうにあわせたせいさくをオーダーメードでつくることがほかんせいのげんそくのよいところである。


